ジャズで「エイプリルフール」といえば、エリック・ドルフィー

エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)

閑話休題。

エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)
エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)

私の場合、ジャズで「エイプリル・フール」というと、大好きなエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の「April fool」という曲しか、思いつきませぬ。

この曲は「Here and There (Prestige PRLP 7382)」という、1966年に発売された拾遺集的なアルバムに収録されおります。

幸い、動画投稿サイトに演奏がありましたので、ご紹介ついでに。

Eric Dolphy – April fool (Eric Dolphy)

エリック・ドルフィーというミュージシャンは、ジャズ界では異端として扱われていた存在。

いわゆる「馬のいななき」と形容されるサックスによる咆哮。バスクラリネットをジャズに持ち込み、持ち替えでフルートも演奏するというマルチ・リード奏者。

異端扱いされていたため、自身のリーダーアルバムはごくわずかですが、名門ブルーノートレコードに残した名盤「アウト・トゥ・ランチ」は、未だに日本でも再発され続けてます。

ライブ録音、「アット・ザ・ファイブスポット(At the Five Spot)」は、複数のアルバムに分散収録され、若くして夭折したブッカー・リトル(Booker Little)の名演と共に記憶に残る演奏となっております。

At the Five Spot 1

また、亡くなる直前に録音されたラジオ放送音源で、

「音楽を聴き終った後、それは空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない
(When you hear music, after it’s over, it’s gone in the air. You can never capture it again. )」

という名台詞を残したことでも有名でございます。

まあ、たまには新潟界隈以外の記事もいいかな・・・という事で。