ジャズで「エイプリルフール」といえば、エリック・ドルフィー

エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)

閑話休題。

エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)
エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)

私の場合、ジャズで「エイプリル・フール」というと、大好きなエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の「April fool」という曲しか、思いつきませぬ。

この曲は「Here and There (Prestige PRLP 7382)」という、1966年に発売された拾遺集的なアルバムに収録されおります。

幸い、動画投稿サイトに演奏がありましたので、ご紹介ついでに。

Eric Dolphy – April fool (Eric Dolphy)

エリック・ドルフィーというミュージシャンは、ジャズ界では異端として扱われていた存在。

いわゆる「馬のいななき」と形容されるサックスによる咆哮。バスクラリネットをジャズに持ち込み、持ち替えでフルートも演奏するというマルチ・リード奏者。

異端扱いされていたため、自身のリーダーアルバムはごくわずかですが、名門ブルーノートレコードに残した名盤「アウト・トゥ・ランチ」は、未だに日本でも再発され続けてます。

ライブ録音、「アット・ザ・ファイブスポット(At the Five Spot)」は、複数のアルバムに分散収録され、若くして夭折したブッカー・リトル(Booker Little)の名演と共に記憶に残る演奏となっております。

At the Five Spot 1

また、亡くなる直前に録音されたラジオ放送音源で、

「音楽を聴き終った後、それは空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない
(When you hear music, after it’s over, it’s gone in the air. You can never capture it again. )」

という名台詞を残したことでも有名でございます。

まあ、たまには新潟界隈以外の記事もいいかな・・・という事で。

プレスティッジ7000番台クロニクル【Prestige 7000 chroicle】

EMIミュージックがユニヴァーサルミュージックと統合され、あの行方均さんが、ジャズ部門の最高責任者になったらしい(伝聞系)。

で、行方均さんらしいプロジェクト「プレスティッジ7000番台クロニクル」が、6月19日からスタートします。

三大ジャズレーベル「Prestige」

三大ジャズレーベルの一つ、プレステッジの12インチLPシリーズ(PRLP 7001~7150)を、2014年(レーベル創立65周年)まで順次、発売する模様。

「世界初の番号順再発」
「マイケル・カスクーナがディスコグラフィー監修、ボーナス・トラックを可能な限り収録」
「最新DSDマスタリング&HRカッティング」、「SHM-CD仕様」

詳細な情報と参考サイトは、下記に。

プレスティッジ7000番台クロニクル[Universal Music Japan]

Prestige Records Catalog: 7000 series – album index

番号順で発売ということなので、こんな感じで発売されていくのでしょう。
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今年よく聴いてるクリスマスアルバム(A Merry Christmas – Stan Kenton)

「A Merry Christmas – Stan Kenton (Capital ST 1621)」は、ピアニスト、スタン・ケントン(Stan Kenton)の楽団が1960年代に録音したクリスマス・アルバム。

最近、とある事情で彼の作品を聴いていた時に、ふと、見つけたアルバムです。

トラディショナルなクリスマスソングを、壮大なビックバンドアレンジで奏でる企画モノアルバムで、8分にも及ぶ「Christmas Medley」が最大の目玉。

「You Tube」などで検索すると、「Angels, We Have Heard On」など演奏した映像が見つかるので、多分、現在もビックバンドのスコア(楽譜)が出回っているんでしょうね。

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