The Great Jazz Trio by Hank Jones 新潟市・りゅーとぴあ公演 (3)

2月28日(日)に開催された、ハンク・ジョーンズ(p)トリオ新潟公演の模様、3回目です。
 
りゅーとぴあを会場に、第1部から15分の休憩を挟み、いよいよ第2部へと突入します・・・・。

☆The Great Jazz Trio : 新潟市・りゅーとぴあ公演(2010.02.28)

Hank Jones (p) David Wong (b) Lee Pearson (ds)

<第2部>

01. Recorda Me (Joe Henderson)
02. The Summer Knows (Michel Legrand)
03. Stella By Starlight (N.Washington – V.Young)
04. Don’t Explain (Bille Holiday – Arthur Herzog) ※Duo(Bass)
05. Creopatora’s Dream (Bud Powell)
06. Someone To Watch Over Me (George Gershwin – Ira Gershwin)
07. Fly Me To The Moon (Howard)
08. On Green Dolphin Street (N.Washington – B.Kaper)

 

第2部も第1部と同じく、8曲ほど演奏。
 
1曲目は、ジョー・ヘンダーソン(ts)のボッサ・ナンバー「Recorda Me」を演奏。
 
好きなんだよなあ、わたくしこの曲(笑)・・・演奏が始まった途端、思わず身を乗り出してしまいました。

続いて、ミッシェル・ルグラン(p)の美しいバラッド、「The Summer Knows」。
美メロ・ナンバーなんで、ディヴィッド・ウォン(b)がソロにバックに大活躍(笑)。

この曲も、五十嵐一生(tp)さんのアルバムを聴いてから、お気に入りなんだよなあ。

「Stella By Starlight」は、アップ・テンポなバップ・スタイル調で演奏。

バラッドの「Don’t Explain」は、ディヴィッド・ウォン(b)とのデュオ。耽美なピアノに、弓弾きベースが絡む感じで。

バド・パウエル(p)の「 Creopatora’s Dream」は日本人向けのサービス、さーびすう(笑)だなあ。
小粋にさらりと流してましたね・・・・。

ガーシウィンのミディアム・バラッド「Someone To Watch Over Me」では、ディヴィッド・ウォン(b)が張り切ってましたね。

ハンク・ジョーンズ自身がお気に入りだという「Fly Me To The Moon」は、3/4拍子で。

お気に入りというだけあって、素晴らしいフレーズをビシバシ(笑)決めてましたよ。

 

ラストには、躍動感溢れる「On Green Dolphin Street」を演奏。
あの演奏パターンは、ドド・マーマローサ(p)の演奏に近いですね(CD引っ張り出して、確認しました)。
 
サイドの演奏では、リー・ピアソン(Lee Pearson)のドラム・ソロが圧巻!
 
ドラムを叩きながら、スーツの上着を脱ぐという物凄い(大笑)パフォーマンスは見せるわ、床を叩きだすわ(笑)。
 
おちゃらけてるように見えても、しっかり演奏になっている所は流石、本場のミュージシャン。
 
いやー、凄いもの見せてもらいましたよ。
 
 
<アンコール1>

01. Moose The Mooche (Charlie Parker)

 
<アンコール2>
01. The Very Thought Of You (Ray Noble) ※Piano Solo

2部終了後の会場は、盛大な拍手の嵐でありまして ・・・・ アンコールに2度程応え、演奏してくれました。
 

最初はトリオで、チャーリー・パーカー(as)の「Moose The Mooche」を演奏。
共演経験のあるハンク・ジョーンズの生演奏で、パーカー・ナンバーを聴けるとは・・・感動ものでした。

メンバーが一旦引っ込んでも鳴り止まない拍手に応え、ソロで「The Very Thought Of You」を。
ゆったりしたテンポで、メロディをしみじみと聴かせてくれました。

 

御歳91歳、現役で活躍するハンク・ジョーンズ(Hank Jones)を新潟で聴けたことは幸運でした。

なお演奏終了後、CD購入者にサイン会が実施されておりました。

が、わたくし、長蛇の列におののき(笑)参加を諦めてしまいました。
最終は1時間以上待ちぐらいだったろうなあ、あの込み具合だと・・・・。
 

 
 
てな訳で、りゅーとぴあでのハンク・ジョーンズ(p)のコンサート・レポート終了!
 
演奏中の写真が入手出来るようでしたら、必死に書いたメモを見ながらもうちょっと感想を書きたいと思います。
 
でわー。(´・ω・`)ノ