終戦後2年目の1947年(昭和22年)4月(6月?)に創刊したというから、今年で創刊63周年かな。
(スイングジャーナル社の記載も本によりばらばらなんですが、面倒なんで1947年創刊で話を進めます)
最盛期(70~80年代)には、発行部数30万部を誇っていたそうですが・・・現在はどうなのか?
Web SwingJournal
で以下、つらつらと雑記を記したいと思います。
●ブルーノート・レコードが、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の初リーダー録音を敢行。
●バドの神懸り的な演奏「バド・パウエルの芸術(Roost)に収録」が収録されたのも、この年。
●8月4日に、「スターダスト/ライオネル・ハンプトン(Decca)」録音
●チャーリー・パーカー(Charlie Parker)、マイルス・デイヴィスらが参加する自身のバンドで、ダイヤル(Dial)への録音スタート
ちなみにスイングジャーナル休刊のニュース、各業界の方々の方が過敏に反応したように思われます。
土曜朝のJ-WAVE「Radio DONUTS」の番組ナヴィゲーター、渡辺祐さんが「ゴミ置き場から5年分拾ったことがある」という記事を書いてたり・・・。
また発表当日のツイッターでは、業界の方々がたくさんつぶやいていたらしい(伝聞系)。
2007年8月号の付録「SJアーカイブスDVD」に象徴されるよう、デジタル化の波に乗り遅れたのが主原因と推測します。
ちなみに「SJアーカイブDVD」、内容・容量ともにCDに収まるようなトホホな(以下、略)。
広告の主戦場がWEBに移った今、紙媒体では顧客の老齢化に伴い部数が減る一方で・・・・まあ、その辺りを見極めた英断なのかなあ。
ただ、スイングジャーナル社は63年間に蓄積されたジャズ関連の情報、今後もしっかりと発信してもらいたいですね。
デジタル化が難しいなら、新聞みたいにアーカイブをきっちり冊子としてシリーズ化してしまうとか・・・。
別冊「モダン・ジャズ黄金時代」みたいなピックアップ記事を、希望者に有料で印刷してあげるとか面白いかと。
特にジャズ・ジャーナリスト・小川隆夫さんの連載記事は、きっちり本としてまとめて欲しいです(切に希望)。
休刊後も、公式ブログは継続されるとのこと。
今後の動向を見守りたい方は、公式ブログをご覧下さいませ。