鮭が遡上する三面川河口の崖に鎮座する、延喜式内社・多岐神社。

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神社すぐ傍には三面川に注ぐ滝があり、滝つぼにはお不動さんが祀られております。

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多岐神社は、「宗像三女神」の一柱、「湍津姫(多岐津島姫命)」を祭ったと、伝えられているそうです。

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多岐神社には「義経伝説」に関係した「観潮閣」という別名もあるそうです。

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源義経が奥州平泉へ落ちのびる途中、多岐神社に休息のため立ち寄ったそうで。

その際、従者の弁慶が海を眺め「さても麗しき景色かな」と、眺望を賞賛。社殿の扉に「観潮閣」と大書きした事から由来するとのこと。

まあ、「神社の扉に落書きした話」なのですが、有名人ならOKなのか(汗)。

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また、三面川のヌシ「鮭太郎」が、霜月(旧暦11月)15日の夜に、三面川河口の多岐神社と、やや上流に位置する河内神社(村上市宮ノ下)にお参りに向かうという、昔話もあるそうで。

その日は、漁師達も漁を休んで多岐神社と河内神社に参拝し、大漁祈願するとか。

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なお、「宗像三女神」とは、宗像大社(福岡県宗像市)に祀られる三柱の女神の総称。

「古事記」や「日本書紀」に記されるアマテラスとスサノオの誓約(占い)の際、アマテラスがスサノオの持っている十拳剣を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から生まれたのが、「宗像三女神」なのだそうです。

村上市街地方面から国道345号線で三面川を渡り、岩ヶ崎遺跡を過ぎてすぐ。海岸方面に下りる坂道を下ると、多岐神社に続く駐車場があります。

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延喜式内社・多岐神社
所在地:村上市岩ケ崎787